続 とある寿司店にて |
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| そう言って彼は3分後店に彼女を連れてやってきた。 驚いたことに昨日やめた彼女だった。 「ミサトちゃん、君、ランチ君と知り合いだったんだね!いやいや、そんなことより、結婚おめでとう、お腹には赤ちゃんがいるんだってね!」 「旭店長、突然辞めてしまいすみませんでした。今、体長が不安定な時期でご迷惑おかけするのも申し訳なくて…」 「ポスターは見てて知ってけど、ランチと知り合った頃はそのポスターの人物がランチとは思わなかったのよ。、つい最近、会話の中でランチがここでアルバイトしてたって聞いて…。で、ポスターの事話したら、彼、旭店長に会いに行くって! 」 「そうか。そうか。ミサトちゃんが僕らを引き合わせてくれたようなもんだね。ありがとう。お腹の子と共に幸せになるんだよ。」 「はい。」 彼女は満面の笑みで私と彼と、そしてお腹を最後に見つめた。
「あっ。ポスターも書き換えなくちゃいけないね。」 そう言った彼女は、古いポスターを剥がし、手書きでこう書いた。 『ランチ再会しました。』 「君がいた頃の常連さんもまだ何人か通い続けててくれてるから、このポスター見たらビックリすると思うぞ。そうだ!」 その新しいポスターの下に 『11:30~14:00』と書き足した。 「店長、何です?その時間?」 「ランチ君がアルバイトに入ってくれるなら、中止していたお昼メニューを再開しようかと思ってね。ただ、あれはかなりお得なメニューだったから、再開するとかなりの注文が来るのではと予想するが、今の人手ではまかないきれない。限定○食とかにしても良いのだが、このポスターを見てお昼メニューが始まった事が気付く人はランチ君の事を心配してくれた人だろうから、まずそういう人に食べてもらいたいんだ!」 「店長、ナイスアイディア!明日から自分頑張ります!!」
ただのチェーン店だか、差別化することで客の入りは違う。 最近はその情熱も薄れ、惰性で毎日過ごしてきた気がした。 彼の笑顔を見ていたら、充電されたかのように自分にもパワーがみなぎってきた。 新しいポスターがなんだか、自分への決起ポスターにみえてきた。 「自分も頑張ろう。」 私も心の中で大きく叫んだ。
という長い妄想をした(笑) 写真は一部の友達に話したけど、近所の店に実際に貼ってあるポスターです。
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11月26日(水)15:52 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理
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1: 泣けました(笑)
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| 読みながら笑ってしまいどうしようかと思いました(^w^)聞いていたけど本当に「再会」ね(笑)長い妄想を有り難う(^o^)/旦那さんにも語ったのかな?
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by ひかり | 11月26日(水)19:16
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2: 全米も泣いたはず(笑)
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| レタリングしてあるとこがまた良いでしょ☆ お店の営業時間中に外からとはいえ撮影していた私にも功労賞をくださいな(笑) 旦那っちにはポスターは話したけど妄想は話してないよ( ̄∀ ̄) でも今日見てたみたいだけど。 因みにこの物語はこないだCーちゃんちに行く往復車内で金を借りて云々の辺りまで 携帯メルでこさえて今日完成させましたm(_ _)m
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by しょぉこ店長 | 11月26日(水)22:23
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